笹谷峠~北雁戸

コースタイム 2009年6月
笹谷峠駐車場 関沢コース分岐 宮城コース分岐 滑川コース分岐 北雁戸山
12:25 → 12:51 → 13:16 → 13:31 → 13:51
  △点八丁平
15:08 ← 14:50 ← 14:24 ← 14:14 ← 14:02

 

笹谷峠から、山形神室とは反対側にある無線中継所まで伸びる細いコンクリート舗装された道を歩くと、数分で写真の登山道入り口の標識が現れます。正面にちらりと見える山小屋は山形工業高校の登山部の山小屋。

山形神室へのコースとはうって変わって、こちらはひたすら樹林帯の中を歩きます。しかも先日雨が降った影響もあるでしょうが、登山道の掘れている部分がグチャグチャ・ツルツルで歩きづらいです。歩き始めて30分で、左太ももが肉離れのように激痛。疲れからくる筋肉疲労にしてはかなりの激痛ですが、ここまできて戻るのも勿体無いと、騙しながら歩くと今度は右側太ももも激痛。山登りの為のトレーニングなんて、もう10年以上していないので、完全に筋力不足。激痛をこらえながら進み、やっと樹林を抜けて新山コースとの合流点の尾根にでました。ここで初めて雁戸の細い稜線が目に入り、アドレナリンが大量に分泌された感じ。

細い稜線コースでしかも岩の壁を登る蟻の戸渡りという箇所は、岩をよじ登るために足を使わなければならず、太ももがメキメキと割れそうに痛みました。

切り立った細い尾根にはいくつもエセピークが続きます。

やっと雁戸山が見えてくると、ホッとします。

山頂に到着した時は太ももの痛みがピークで、他に2組の登山者がいたけど気にしている余裕もなく、手近なところにヘタリこんでしまいました。

頂上からの景色。左側に見えるのは南雁戸。ここ北雁戸より若干標高が高いらしいです。奥のほうの中央から右側にかけて、刈田岳や熊野岳が見えます。

刈田岳、熊野岳のアップ。刈田岳の山頂にポツンと刈田神社が見えます。夏には、刈田レストハウスから名号峰まで歩く予定なので、おそらくこの写真で見えているあたりを歩くことになると思います。
ゆっくり頂上で休んで足の疲労をとりたかったけど、水が不足していたので急いで下山。笹谷峠では水が手にはいらず、山形神室を登り終わった時点であまり残っていなかったのです。尾根は怖いけど、眺めは最高です。

里山もいいけど、やっぱり自分は尾根歩きが好きなんだなぁと実感。

帰りは来たルートとは別の宮城コースを下ります。カケスガ峰という小ピークがあり、草原のような気持ちのよいピーク。山形神室・仙台神室が正面に見えます。

振り返ると、雁戸山もまだ近くに聳えています。

ひたすらブナの原生林の中を下ると、有耶無耶関跡にぶつかります。傾いた石碑。ここから駐車場まですぐでした。また今年の夏に、この笹谷峠にきたいです。