吾妻山(福島県)

コースタイム
浄土平 酸ヶ平小屋 一切経山 酸ヶ平小屋 姥ヶ原分岐 浄土平
10:07 → 10:55 → 11:25 11:33 → 11:52 → 12:32 → 13:09

 

福島市の西方に位置する吾妻連峰一切経山へ。

 

仙台を出た時は時おり小雨が降る天気でしたが、『曇りのち晴れ』という天気予報を信じつつ出発。
登山口の浄土平に到着した時は強い雨でしたが、空はだんだん明るい色になってきたので、レストハウスでコーヒーを飲んだりして天気の回復を待ちました。写真はレストハウス隣の天文台

40分ほどで雨がほぼ止んだので出発。浄土平から一切経山の噴煙を見ながら歩きます。少し登ったところで後ろを振り返ると、レストハウスと、その向こうに吾妻小富士の火口がポッカリと見えます。

登り口の標高が高いため、樹林も無く歩きやすい道。この辺りの雰囲気は南アの北岳の登りに似てます。

途中から平坦な湿原になり、湿原保全のための木道の道になります。

一切経山と鎌沼との分岐となる、酸ヶ平分岐。このあたりの湿原は花もまだ咲いていて綺麗な光景。

分岐からは酸ヶ平避難小屋も見えます。

湿原でしばし写真撮り。空も少しづつ明るくなってきています。

避難小屋の中。比較的新しい避難小屋のようです。

避難小屋をあとにして暫く登ったところにある標識。ここから一切経山まで0.6kmと書いてあり、もうすぐのようです。

振り返ってみた鎌沼と湿原。雲に隠れている左手の山は、このあと登る予定の東吾妻山。

目の前を流れる雲が切れると、時おり青空が広がります。

一切経山への稜線からは吾妻小富士が見下ろせます。あり地獄のような火口。

一切経山の山頂が見えてきました。

山頂標識。

広い山頂のところどころに積まれたケルン。

山頂の奥に行くと、眼下に真っ青な五色沼が現れます。赤茶けた山頂の風景に慣れていたせいか、森に囲まれた真っ青な火口湖がいっそう際立ち、思わず歓声を上げてしまいます。

一切経山をあとにして、次の東吾妻山に登るために、酸ヶ平分岐まで戻ります。戻る時は、太陽の光があたった鎌沼、湿原、酸ヶ平小屋が見下ろせます。
 
酸ヶ平小屋まで戻り、木道のベンチで昼食。吾妻小富士の火口が見えています。

湿原の景色を楽しみながら、東吾妻山へ出発。

振り返ると、今登ってきた一切経山と酸ヶ平小屋が小さくみえます。

鎌沼のむこうに姿を見せてきた東吾妻山。山頂は雲の中です。

木道の道は歩きやすく気持ちよいです。

東吾妻山への登り。昨日からの雨の影響か、登山道は川になってしまっていました。100mほど頑張って進みましたが、登山道を流れる水量はいっこうに減らず、諦めて下山することに。

下山途中に見える吾妻小富士。

一切経山の噴煙。ゴーッという大きな音とともに噴煙を上げる様子を見ていると、かなり活発に活動している火山であることを実感。大噴火したらパニックなんでしょうね。

下山後、吾妻小富士へ登ることにしました。ここは観光客の領域ですが・・・。

吾妻小富士の上から見た浄土平のレストハウス

火口の中。水はけが悪ければ、蔵王のお釜みたいになるんでしょうか。

火口の外輪山の最頂部へ向かいます。

コンクリート塊。ここ、もしかして「亡失」した三角点の跡なのかも。