月山(山形)

天気が良いので、思い立って山形が誇る100名山の月山へ。
初めての山なのに、下準備もほぼゼロ。好天なので、Tシャツ一枚にジョギング用の膝までの短パンと、小さいリュックにお昼のパンと水だけ詰めて行ってきました。靴も、普段はいてるスニーカー・・・。

 

しかも、デジカメも忘れて今日の写真はスマホで撮影です。いろんな意味で、準備不足で後悔する山行となっちゃいました。

 



↑山形自動車を降りて、姥沢の大駐車場へ。仙台から正味2時間ほどで到着です。駐車場は無料ですが、ロープウェイ駅へ行く途中の道路脇で環境協力金という名目で一人200円を払います。上の写真は駐車場から見た月山(中央)と、下(奥の白い山)が最初に通過するピークの姥ヶ岳

 


↑ロープウェイは8分ほどで姥ヶ岳から20分ほどのところまで昇ります。途中、左手に姥ヶ岳が見え、その斜面を大勢のスキーヤーが滑走しています。ロープウェイは往復チケット1000円を購入して、帰りも使います。ロープウェイ駅では、雪渓を歩くための軽アイゼンをレンタルしていました。保証金1500円付きの計2000円。でも、これを見た時には、「キット、春や初夏の雪が多い時のためなんだろうなぁ」と、特に気にせず歩き始めました。

 


↑歩き始めて5分もすると、すぐに雪の斜面を登るコースが現れました。他の登山者はみな軽アイゼンをつけてます。普通のトレッキングシューズのみで頑張っている人もいますが、自分のようにスニーカーは皆無・・・。ここで既に後悔度100% 軽装で残雪の上は超寒くて凍えます。下を見ると、ロープウェイ駅が遠くに見下ろせます。

 


↑上を見ると、雪が延々と続きます。足を滑らせながら、一歩進んで二歩下がる状態。

 


↑月山方面。帰りに通る予定の山腹をまく斜面のコースも残雪びっしり。

 


↑途中の斜面でひと休み。休みながらも滑って落ちないなドキドキ。完全に冬山直登気分。でも、景色は最高です。

 




↑斜面を登りきると、やっと普通の山道。風も冷たさが薄らぎ、太陽の光でちょっと暖かくなります。

 


↑姥ヶ岳の山頂。

 


↑姥ヶ岳付近は木道が整備されていて、気持ちよく歩けます。

 


庄内平野や、遠く日本海らしき海岸線も見えます。

 


↑月山は、まだまだ遠いです。

↑姥ヶ岳から月山へは、気持ち良い稜線歩き。コルまで結構下り、残雪地帯を2か所通って最後は一気に山頂を目指します。


↑コルから振り返ってみた姥ヶ岳。


↑ところどころ、綺麗に石が敷き詰められた稜線の登山道。こうしておかないと、登山者が歩いて土が掘れて、高山植物が守られないのでしょう。


↑一つ目の残雪地帯から見た山頂。


↑途中の斜面には花がいっぱい。


↑2つ目の残雪地帯から、今まできたルートがはっきり見えます。



↑最後の登り。空にむかう道と、青空が最高。



↑山頂近く。山頂部はかなり平坦で広いです。太平洋側は雲海に近い雲。


↑正面のぽっこりして建物があるところが、本当の山頂で月山神社があります。山頂部、月山神社は500円を払って観光シーズンに常駐しているらしい神主さんに清めてもらってから入ります。




↑お昼ご飯をゆっくり食べてから、ゆっくり下山。


↑帰りは、姥が岳へ向かう道の途中から斜面をトラバースするコース。斜面のせいか、雪がいっぱい残っていて、しかも斜面でシューズが滑って、今日一番の難所。


↑リフト駅が見えてきました。ホット一安心、でも、最後の斜面が急な下りで大変でした。


↑下りのリフトに乗りながら、正面に朝日連峰の山々を眺めながら、今日の気持ち良い山歩きを振り返れる、なんとも贅沢な下山。

月山、梅雨が明けた本格的な夏になったら、観光客が増えて大変なのでしょうか。雪がいっぱい残っていましたが、ちゃんと普通の山用のシューズなら、今ごろが一番いい時期なのかも。

スマホのカメラでも、まぁまぁなんとか月山のよさが記録できた感じ。でも、まぶしいくらいに白い雪はやっぱり残念な感じ。本当のカメラじゃないから、これが限界ですね。