169. 国久△四等 <仙台市太白区秋保町大字長袋字亀ケ森1>

秋保長袋の盾山という山の山頂にある△点。

海馬というガラス工房の脇に登山口があります。

ここは、1300年~1600年まで秋保氏の居城でした。秋保氏は平清盛の長男である小松内大臣平重盛の子、資盛が始まりのようです。平家滅亡後に平泉の奥州藤原氏を頼って逃げてきたのですが、鎌倉方が攻めてきたのでここ秋保に逃げのびて来ました。最初は、写真の説明書きにあるように小松氏を名乗っていましたが、この地にも源氏がやってくると清盛直系であることを隠すために秋保氏と名を変えました。最終的には伊達氏に服属し重臣となり、現在もこの地に一族が住んでおられるようです。

山道は山頂まではっきりした道がついて登りやすいです。

20分もたたずに山頂広場につきます。山城だっただけあって広い広場が作られています。

この祠の裏の一段高くなったところが山頂です。

山頂標識。334mです。

△点は昭和36年埋設です。

山頂から見た大東岳。まだまだ雪に覆われています。

盾山の全景。この角度から見ると、広場や山頂部分がはっきりとわかりますが、横からみると細い尖った山に見え、同じ山とは思えません。

 

点名    :国久
基準点コード:TR45740259401
緯度 / 経度 :38度14分49秒.0969 / 140度40分34秒.0879
標高    :334.49m
確認日   :2009/3/18